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講義CDもけっこう使えます

通信教育の中でも人気の高い行政書士の受講講座の教材にはDVDが付属しているのが一般的となっているようですが、DVDプレイヤーを持っていない人もいるかもしれません。持っていても見る習慣がなく、しまい込んでいる、あるいは動かないという人もいることでしょう。誰でもがDVDを見るということではありません。そのような人のためにcdも用意されています。

多くの行政書士の受講内容は音に合わせてテキストを追っていくという進行になります。cdでは声だけになりますが、それだけ耳では音を聞きながら目はテキストを追っているというように勉強の進行は早くかつスムーズに進んでいくことだと思います。
中にはcdとDVDを両方セットで購入した人もいますが、DVDよりも音のみのほうが頭に入りやすいという人もいました。

もっとも行政書士の受講をする人には様々な人がいて、どれがいいという結論は結局は利用する側にしかないということがわかったのです。
通信教育の中で新興勢力でもあるフォーサイトではcdのみ、DVDのみ、cdとDVDといった3種類の教材を提供しています。この中でcdのみの教材が安くなっています。どの教材を使うかはかなり悩ましい問題です。

それと決めるためのお試し教材なども用意してありますのでそれらを活用して最適な教材を選んでみるといいと思います。実際に音のみで勉強している人は余計な視覚が入ってこないからこちらのほうが身につくと断言しているのです。
逆に両方いらないという音や映像を遮断している人もいますから勉強スタイルは人それぞれということなのです。

やっぱりテキストが充実していないと

行政書士など、通信講座の教材にcdやdvdはもう時代遅れになってきているのかもしれません。
これからはオプションになることは間違いないのですが、スマホやタブレットなどを使った講義が始まるかもしれません。とはいっても実際に講師がリアルタイムに講義をするわけではありません。
そのような動画に受講者がアクセスして必要な講義を受けるという仕組みです。
スマホやタブレットを無償でレンタルするという手法もできるでしょうし、すでにこの仕組みが始まっている通信講座もあるのです。

それでも、cdもdvdもスマホも関係ないという人もいます。それは勉強するのにそのような教材は邪魔ということです。確かに自分でも黙々と勉強をするタイプの人であれば途中で立ち止まってdvdなどの動画を見てもそれほど意味があるように思えないかもしれません。最初はともかくテキスト偏重になるのは初学の後ですから受講も2回目以降になってからが多いようです。

通信教育の大手であるフォーサイトではテキストのみの教材は販売していないようですが、この場合は教材の中でも安価なcd付属の教材を選んで後はテキスト重視としてもいいかと思います。行政書士の資格をとる勉強は、黙々と暗記していくことが多く事例集などもポイントを覚えておくことで実際の出題の際に大いに役に立ちます。やはり勉強となるとテキストベースがもっとも身につく勉強法なのかもしれません。行政書士の資格を取るための勉強としては一番適しているのがテキストのみの勉強といえるのです。

おすすめの通信のタイプを判断

行政書士の勉強法としては、通信講座がおすすめですが、今では数が増え、タイプ別に分けて考える必要があります。前のページまでで、5種類に分けて、それぞれの勉強法について説明してきましたが次のように、簡潔に定義して、それぞれの比較を行いたいと思います。

  1. スクール併設型(総合)
  2. スクール併設型(法律専門)
  3. 通信型(シンプル型)
  4. 通信型(スクール寄り)
  5. 通信型(在宅学習寄り)
※教えられる内容に関してはどこももちろん、緻密な戦略のもとで決めているのですし好評が多いわけですが、見方がまず分かれるでしょう。

1 内容の奥深さや専門性で比較して、行政書士通信講座のおすすめを選ぶなら?
⇒No.2 >No.1、No.4、No.5≧No.3

・No.2のタイプは他の追随を許さない水準にいるでしょうか。

2 合格ラインを越えられる程度の内容で、わかりやすく教えてほしいという希望を持つなら?
⇒No.3≧No.5≧No.1、No.4≧No.2

上の「1」の記述と反しますが、カリキュラムについては、専門性がいちばん大事だとはいえません。
そもそも受験者の大半は、合格できることを優先するのであって、合格ラインを越えられる程度の理解でじゅうぶんなわけです。そういった意味では、No.3がいちばん有利でしょう。

3 費用がどれくらいかかるか、どれくらいリーズナブルに設定されているか?
⇒No.3≧No.5 >No.4≧No.1、No.2

・肝心なことを忘れてはいけませんね。「いくら費用がかかってもいいから合格したい」という人は、行政書士受験者の中ではきわめて少数のはずです。

・この点は、上記の「わかりやすさ」に近い結果になりがちのようです。No.1やNo.5は、費用を安めにすることで受験者の多数派の希望に応じてくれます。

4 教材の内容がどこまで充実しているか?
⇒No.5≧No.1≫No.2≧No.4>No.3

・そして、通信講座である以上はこの点も真っ先に確かめないといけません。
便利さやわかりやすさ、そして続けやすさを総合すると、No.1とNo.5が目立ちます(予算を渋らずに便利で時代の先端を行く技術を盛り込む傾向があります)。

 

こうした流れを総合するとどうなるでしょうか?

大半の受験者にとっていちばん外れになりにくい、行政書士通信講座のおすすめは?
⇒No.5の「在宅学習者の都合によく合わせた、通信教育専門の会社の講座」が、いちばんウェルバランスでしょう。
  • 費用はかなり控えめで、スクールやそれに近いタイプの半分以下にしやすい
  • 孤独な学習が建設的に進むように、ちょっと見ただけでもすぐわかるような教材、そして外でも勉強をやりやすい教材を用意している
  • 合格ラインに到達できる学力を短期的に身につけさせる方針を持ついっぽうで、カリキュラムがシンプルすぎず、総合的な受験対策も抑えている
あくまでもこの結果は、「最近の行政書士受験者の多数派の傾向に合った通信講座」という基準でおすすめを選ぶ、という結果ですから、人によって他の講座のほうが合う可能性はいくらでもありますが、まずはNo.5のタイプを検討しても損はないでしょう。

大手スクール型の通信

行政書士の通信講座は、メジャーな業者をチェックしてみても、すぐに10以上が検索で出てきます。それだけ、行政書士の勉強法として正当に評価されていることの証ですが、その数ある中から1社を選ばないといけませんね。
そこで、いくつかの種類に分けて説明しましょう。
ここでは、メジャーな資格のスクールが併設している、行政書士通信講座の特徴を説明します。

※代表的な社名としては、TAC、LEC、大原、大栄総合教育システム……等がありますね。

総合的な資格のスクールの行政書士通信講座に見られる、指導の特徴とは?

10種類以上、ときには数10種類の人気資格を開講しているスクールが多く、いきおい豊富な資金源に恵まれていることが多いです。
そのため、受験者の多数派にとって喜ばしいことは軒並み試されているといった観があります。

人気の講師が何人も所属していて、協力してカリキュラムをつくることが普通のため、いわゆる「インプット(必須知識の詰め込み)」「アウトプット(解答力の鍛錬)」を受講者に着実に、緻密なスケジュールのもとで実施させてくれます。また、スクールの特性を活かして、通信講座受講者でも自習室を使わせてくれたり、スクールの授業を条件付きで一時的に受けさせてくれたり……といったサービスも魅力です。

総合的な資格のスクールの行政書士通信講座に見られる、教材の特徴とは?

テキストや問題集を中心に、種類も量も豊富なことが特徴です。ガイダンス資料がついてきたり問題集が数種類用意されていたり(たとえばTACの場合、「過去問題集」「実力養成答練習」「直前答練習」……といった具合に分かれています)、
またメディアの教材も豊富なことが多いです(たとえばLECの場合、「DVD」「Web通信」「スマホ」「音声ダウンロード」……といった具合に分かれています)。

ただし、教材には各社でむらがあります。
たとえば、TACでは、映像型教材の機能(スキップ機能やしおり機能といった機能性)は優秀ですが、講義の内容が教室で撮っただけのものになることもまだ多くて、板書を読みにくい可能性がありますし、テキストも「読みやすさ、使いやすさ」は届くまでわからないというデメリットがあります。
例を出しますと、大原やLECの場合、文章や図解のバランスはそろっているものの、単純なモノクロ印刷であることが多く、集中が落ちやすいという欠点があります。

総合的な資格のスクールの行政書士通信講座に見られる、予算・費用の特徴とは?

スクール型の行政書士の通信講座は、スクールの(教室の)講義と比べてあまり安くすることができません。初めて勉強する人が全範囲を学べる講座を受けようとすると、安くて15万円前後~高くて22~23万円程度になることが普通です。

法律スクール型の通信

行政書士の通信講座は、メジャーな業者をチェックしてみておも、すぐに10以上が検索で出てきます。それだけ、行政書士の勉強法として正当に評価されていることの証ですが、その数ある中から1社を選ばないといけませんね。
そこで、いくつかの種類に分けて説明しましょう。
ここでは、法曹の資格に特化したスクールが出している、行政書士通信講座の特徴を説明します。

※代表的な社名としては、東京法経学院、伊藤塾……等がありますね。

法律専門スクールの行政書士通信講座に見られる、指導の特徴とは?

所属している講師が特にプロフェッショナルの集団といえます。行政書士としての経験が豊富なだけではなく、指導することに関しても一流です。
合格に必須とされる範囲について、内容の深さとわかりやすさを両立させている傾向が強いほか、あまりよそではカバーされていない部分についても、独自の研究にもとづいた濃密な指導を期待できます(こうしたところが、法曹界専門のスクールならではの点でもあるでしょう)。

法律専門スクールの行政書士通信講座に見られる、教材の特徴とは?

内容の濃さを期待できる点はもちろんですが、テキストや問題集、六法等についてはどんな種類になるかは届くまでわからない可能性もあります。世間に大量の専門書・参考書を送り出している会社であるなら、そうした市販の書籍が採用されるケースもあるようです。
オリジナルの場合についても、伊藤塾のように「シンプルな白黒印刷の場合もあれば、見やすいカラフルな印刷の場合も両方ありうる」というケースもあって、さまざまです。

映像型の教材についてですが、スクールによって差があるほか、同じスクールでも講座によって差があるようです。
伊藤塾の場合は、教材のクローズアップや図解の電子化といった最新式の編集もされていますが、講師をとらえるカメラにあまり動きがないといった傾向もあります。東京法経学院の場合は、教壇に立っての講義をそのまま、どちらかというと固定カメラで収めた形が多いようです(ただし、そうではなくてテキストのクローズアップが適宜挿入されるタイプの講義もあるようで、受けてみないとわからない面はあります)。

法律専門スクールの行政書士通信講座に見られる、予算・費用の特徴とは?

あくまでもスクールであるため、やはり教室での講義とあまり金額が変わらないという傾向があります。
15万円から20万円、あるいはそれよりも高額になるという設定が一般的のようです。

シンプル形式の通信

行政書士の通信講座は、メジャーな業者をチェックしてみておも、すぐに10以上が検索で出てきます。それだけ、行政書士の勉強法として正当に評価されていることの証ですが、その数ある中から1社を選ばないといけませんね。
そこで、いくつかの種類に分けて説明しましょう。
ここでは、ユーキャンに代表される、安価でシンプルな勉強法をとれる行政書士通信講座の特徴を説明します。

※行政書士の通信講座専門の(あるいは、中心にしている)業者で、特に長年、添削等を中心にしていたり、なじみやすさで定評があったりした業者の代表例をあげますと、ユーキャン、日本マンパワー、キャリアカレッジジャパン……等がありますね。

ユーキャン型初心者向けの行政書士通信講座に見られる、指導・勉強法の特徴とは?

教材の量や種類がシンプルで、過剰な教材やカリキュラムに直面するとげんなりしてしまうタイプの人には、ストレスにならないセットになっている点が特徴でしょう。
教え方もシンプル、あるいは必要最小限の範囲を中心としていることが多く、合格に必要なことばかりに絞った勉強をできるという意味では、かなり成功しているといえます。

ユーキャン型初心者向けの行政書士通信講座に見られる、教材・勉強法の特徴とは?

教材はどうしてもボリュームが少ないため、楽だと感じる人がいるいっぽうで物足りないと感じる人もいることは事実です。
テキスト等は見やすさとスタートのしやすさが優先されているため、ついていけずに脱落してしまうという噂が流れることはあまりありません。

ポイントは、メディア型の教材がない(日本マンパワーの場合はなし)か、サブの教材の範疇にとどまっていることでしょうか。
ユーキャンの場合、Webサイトから動画等のサービスも勉強法の一部として提供していますが、まだあくまでも、勉強の力添え程度の役割にとどまっています。キャリアカレッジジャパンは、近年方針を切り替えて、Web動画の配信を通して計画的な勉強法を提供しているため、だいぶ変わりつつありますが。

ユーキャン型初心者向けの行政書士通信講座に見られる、予算・費用の特徴とは?

予算面のありがたみが、これらの業者の最大のメリットであるといえます。
ユーキャンの場合は税込みで6万円を超える程度の金額で、まとまった教材(と勉強法)が入手できてしまいますし、キャリアカレッジジャパンの場合も5万円前後しかかかりません。
添削中心の日本マンパワーあたりになると、4万円を切るくらいの安値がセールスポイントとなっています。

通信専門の講座(スクール寄り)

行政書士の通信講座は、メジャーな業者をチェックしてみても、すぐに10以上が検索で出てきます。それだけ、行政書士の勉強法として正当に評価されていることの証ですが、その数ある中から1社を選ばないといけませんね。
そこで、いくつかの種類に分けて説明しましょう。
ここでは、通学スタイルに近い特色が見られる、行政書士通信講座の特徴を説明します。

※通信講座中心の会社も意外なほど多く、探すとわらわらと見つかる時代です。そんな通信講座中心の会社の行政書士講座も、種類分けをすることができます。より通学講座に近いスタイルをとっている講座の代表例としては、DAI-X、エル・エー……等がありますね。

通学型に近い内容の行政書士通信講座に見られる、指導の特徴とは?

通信講座中心の会社(より通学講座に近いスタイル)の勉強法は、目指している勉強法やカリキュラムについては、他の通信講座の会社と大きな違いはないようですし、また有名なスクールとも変わりはほとんどありません。

開講回数や試験の日までの期間をかなり細かく計算して、いつまでに何をやるのか整然と準備してくれます。大切な範囲の習得や、問題演習等もできるだけ無駄がないように(限られた日数でも合格が可能になるように)プログラム化されていると期待してしまっても
問題ありません。

通学型に近い内容の行政書士通信講座に見られる、教材の特徴とは?

テキストや問題集等は、カリキュラムを反映して、一流のスクール等に負けない水準で、各科目や範囲を覚えられるように構成されている……と思ってもかまいませんが、使いやすさ等はどうしても差がありますし、相性も出てきます。
エル・エーの場合は、テキスト等を自社内で制作しません(その代りに、市販のテキスト等を教材に採用します)。このやり方には賛否両論がありますね。

DVDのような映像型の教材の制作はしっかりしていることが多いのですが、見やすくつくられているかどうかはまた別です。
DAI-Xやエル・エーの場合、スクールの(教室の)講義のスタイルを忠実に取り入れるやり方になっていて、カメラに動きがない、あるいは手書きの板書を読みづらいといった声も出ています。

通学型に近い内容の行政書士通信講座に見られる、予算・費用の特徴とは?

予算については会社間でかなりむらがあります。エル・エーの場合は約10万円と、スクールと比べて少し安くなっていますが、DAI-Xの場合は15~20万円くらいに設定されていて、本当にスクールに近い金額体系となっています。

テキストや参考書の極意

行政書士の勉強法を考えるなら、参考書やテキストを抜きにしては語れないでしょう。
参考書やテキストはたくさんありますしたくさん使うこともできますが、行政書士の勉強法においては、メインで使うものは1種類にしてそれに専念することが無難なやり方といえます。

行政書士の参考書・テキストとしては次のようなものが人気を博しています。
(実際に、「どんな参考書・テキストだったら、行政書士の勉強法を助けてくれますか?」「本屋さんで買える本を知りたいです」と質問されたら、以下の書名を持ち出すことが妥当な回答となります)。

  • 「うかる!行政書士」シリーズ(日本経済新聞出版社)
  • 「うかるぞ行政書士」シリーズ(週刊住宅新聞社)
  • 「らくらく行政書士」シリーズ(週刊住宅新聞社)
  • 「行政書士一発合格」シリーズ(TAC出版)
  • 「出る順行政書士」シリーズ(東京リーガルマインドLEC総合研究所)
……etc.

※その他、「ダイエックス行政書士試験対策プロジェクト」から刊行されているシリーズ(各参考書・テキストの名前はバラバラ)も、同様に行政書士受験者の間で「いい勉強法」を確立できるといった意味で大好評を集めています。

こうした「折り紙つきの、行政書士の参考書・テキスト」がいい点とは……?
  • 不特定多数の読者を予定した本のため、平均的な人が読んでもわかる文章で書かれている
  • ページ見開きで、各項目のコツを文章・図解で時間をかけずに飲み込めるように工夫していることが多い
  • 頻出範囲を中心に構成し、それと同時に試験範囲全体について抜けのないページ割りとなっている。
しかしこうした市販のテキストを、よく自身の目で確かめずに買うのは
賢明だとはいえません。相性があるからです。

その他、懸念点としては、
  • スクール等の講師が出しているため、スクール等の受講に誘導する目的も込められている(実際に、受講したほうがよりよくわかることも事実です)。
  • メインの本だけではなく、どうしても他の参考書籍もどんどん買っていかないといけないことが多い(問題集も必要ですし、試験範囲全体について手ぬかりのない対策をするならこれはやむを得ないことですが)
ここで、あまり世間で顧みられることが今まで少なかった、テキスト・参考書選びのポイントを書き出してみましょう。
  • ライフスタイルに合わせて、書籍のサイズや分量に注意する(情報量がたっぷりとあって、説明がわかりやすくても、自分の生活に合った使い方ができないと息詰まりかねません。たとえば、外出中も勉強するなら、1冊で分厚くて重いものは無益ですね)
  • 文章と図解をセットにした説明をするだけではなく、さらにヴィジュアルにこだわったつくりになっている(たとえば、モノクロ印刷の場合は無機質に見えて、だんだんと集中が落ちやすくなります。最近は2色刷りも増えていますが、さらにカラフルにつくられているほうが有効です)
以上の点も足して、行政書士のテキスト・参考書を選ぶようにすることが勉強法全体への
影響を考えても、無難なやり方だといえます。

※行政書士のテキスト・参考書は、勉強法と最初から深い関係がありますが、ここでは最初から、シリーズで購入する方法をおすすめします。上のほうに、「学校に誘導する目的」について書いていますが、最初から専門の学習機関が用意した参考書・テキストのシリーズを手に入れられたら入れるほうが無難だと思われます。

過去問の極意

行政書士のベストの勉強法を研究するとき、避けて通れないのが過去問の確保と活用でしょう。
ある意味で、メインのテキストより大切だといえます。

過去問を、本屋さんやネット通販で購入したいという人がよくいますが、その場合なら、参考書・テキストのページ で説明したように、次のようなシリーズの過去問が、(やはり行政書士の勉強法においては)王道といえます。

  • 「うかる!行政書士」シリーズ(日本経済新聞出版社)
  • 「うかるぞ行政書士」シリーズ(週刊住宅新聞社)
  • 「らくらく行政書士」シリーズ(週刊住宅新聞社)
  • 「行政書士一発合格」シリーズ(TAC出版)
  • 「出る順行政書士」シリーズ(東京リーガルマインドLEC総合研究所)
……etc.

※ただし、「過去問題集」と銘打っていないこともある点に注意しましょう。総合的な問題集やテスト集となっていることも多いです。

これらのメジャーなシリーズの過去問でも当然OKですが、行政書士の勉強法を真摯に考えるなら、過去問もよく目を通して買わないといけません。
中身をろくに見ずに買う人が、わりと過去問に関しては多いですが、それは正しい行政書士の勉強法とはいえません。

なるべく次のような点にこだわって選びたいものです。
  • 解説にむらがない、すべての選択肢等について解説してくれる(解説が親切に書かれていることは当然必須ですが、それだけではありません、行政書士試験の大半を占める選択問題については、間違いの選択肢についてもその根拠を述べていること、そして記述問題についても解説が豊富についていないと、参考になりません)
  • 問題の難易度が書いてある(これは過去問をやるときに助かる点です。いきなり難問に取り組もうとしても無理がありますから、易しめの問題からやっていくこともできますし、勉強法にメリハリが出てきます)
  • 問題を解くときの、妥当な時間が書いてある(行政書士試験では何分もひとつの問題に費やすことはできません。どれくらいの時間で解くべきなのか書いてあると、予行練習にいっそうの弾みがつきます)
  • 年度ごとや、科目ごとに過去問を手に入れることもできる(年度ごとにまとまっていると、当然予行練習するときに特に便利ですが、科目ごとにまとまっていれば、科目ごとの研究が楽になります。
余裕があれば、過去問は2種類くらい手に入れてもかまわないでしょう
……もちろん、各種類をじっくりとやりつくす必要はありますが)。

なお、過去問(や、その他の問題集)は、メインのテキストと異なり、これと決めたものをずっと使う必要はあまりありません。余裕ができたら他の品に手を出してもよいでしょう。

※行政書士の過去問では、ただで配布されている種類もインターネットで探せば簡単に見つかりますが、これらはその出どころ(どんな人が編纂しているのか?)に注意しましょう。やはり、正確な情報だという確信が持てないうちは手を出すべきではないです。

六法の極意

行政書士の勉強法を求める人は多く、さまざまな教材が提供されていますが、六法については「どれくらい必要なのか」「どうやって使ったらいいのか」それらの点がしばしばちょっとした論議を呼んでいます。

行政書士の勉強法は数々考案されてきましたが、共通して必須とされる教材は、テキストと過去問です。六法となると意見が分かれることがありますが……
ここでは六法については、行政書士の勉強法においては
「最初から用意しなくてもOK」「ただし、あると助かる場面はいずれ増える」
という回答をしたいと思います。

行政書士の勉強内容は、法令に関することが山盛りとなっています。
親切なテキストは、いちいち法令の条文を読者が読まなくてもよいように、わかりやすく噛み砕いてくれているのですが、それでも「条文を参照したほうがいい場面」はときおり発生します。
そういったときに、条文にはどんな書き方がされているのか、確認するために六法の出番も誕生するわけです。

とはいえ、オーソドックスな六法全書は、大学の法学部等の出身者ならわかるかもしれませんが、とても重くて分厚く、使いやすいものではありません。
しかもその大半は、行政書士の勉強法にほとんど縁がない部分ばかりです。

六法を手元に置きたいなら、行政書士の勉強法専用に編纂された、特殊な六法(「ミニ六法」と呼ばれることもしばしば)を探したほうが無難でしょう。
行政書士の試験範囲に関連した部分だけを抜粋しているため、無駄がないばかりか、かなり軽量で、めくったり移動したりするときに疲れなくて済みます。

なお、六法は行政書士の勉強法においては、
「最初から最後まで、メインのテキストや過去問の情報の裏付けを取るために使うもの」です。
条文から理解をすることが目的ですから、むやみやたらと条文を暗記しようとしたり、書き写したりする勉強はする必要がありません(真面目な受験者の中には、そうした方法を取ろうとする人がいますが)。
憲法のような科目の勉強法については、条文を深く理解する必要が確かにあるものの、テキストや過去問と連携させて、理念を正確に理解するだけでじゅうぶんです。

※なお、六法がなくてもじゅうぶんに合格力を身につけられるように、構成されている教材一式を届けてくれる講座も、現在なら各種開講されています。そういった六法なしでもパスできる勉強法をとるのも、行政書士の受験ではアリです。

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