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テキストや参考書の極意

行政書士の勉強法を考えるなら、参考書やテキストを抜きにしては語れないでしょう。
参考書やテキストはたくさんありますしたくさん使うこともできますが、行政書士の勉強法においては、メインで使うものは1種類にしてそれに専念することが無難なやり方といえます。

行政書士の参考書・テキストとしては次のようなものが人気を博しています。
(実際に、「どんな参考書・テキストだったら、行政書士の勉強法を助けてくれますか?」「本屋さんで買える本を知りたいです」と質問されたら、以下の書名を持ち出すことが妥当な回答となります)。

  • 「うかる!行政書士」シリーズ(日本経済新聞出版社)
  • 「うかるぞ行政書士」シリーズ(週刊住宅新聞社)
  • 「らくらく行政書士」シリーズ(週刊住宅新聞社)
  • 「行政書士一発合格」シリーズ(TAC出版)
  • 「出る順行政書士」シリーズ(東京リーガルマインドLEC総合研究所)
……etc.

※その他、「ダイエックス行政書士試験対策プロジェクト」から刊行されているシリーズ(各参考書・テキストの名前はバラバラ)も、同様に行政書士受験者の間で「いい勉強法」を確立できるといった意味で大好評を集めています。

こうした「折り紙つきの、行政書士の参考書・テキスト」がいい点とは……?
  • 不特定多数の読者を予定した本のため、平均的な人が読んでもわかる文章で書かれている
  • ページ見開きで、各項目のコツを文章・図解で時間をかけずに飲み込めるように工夫していることが多い
  • 頻出範囲を中心に構成し、それと同時に試験範囲全体について抜けのないページ割りとなっている。
しかしこうした市販のテキストを、よく自身の目で確かめずに買うのは
賢明だとはいえません。相性があるからです。

その他、懸念点としては、
  • スクール等の講師が出しているため、スクール等の受講に誘導する目的も込められている(実際に、受講したほうがよりよくわかることも事実です)。
  • メインの本だけではなく、どうしても他の参考書籍もどんどん買っていかないといけないことが多い(問題集も必要ですし、試験範囲全体について手ぬかりのない対策をするならこれはやむを得ないことですが)
ここで、あまり世間で顧みられることが今まで少なかった、テキスト・参考書選びのポイントを書き出してみましょう。
  • ライフスタイルに合わせて、書籍のサイズや分量に注意する(情報量がたっぷりとあって、説明がわかりやすくても、自分の生活に合った使い方ができないと息詰まりかねません。たとえば、外出中も勉強するなら、1冊で分厚くて重いものは無益ですね)
  • 文章と図解をセットにした説明をするだけではなく、さらにヴィジュアルにこだわったつくりになっている(たとえば、モノクロ印刷の場合は無機質に見えて、だんだんと集中が落ちやすくなります。最近は2色刷りも増えていますが、さらにカラフルにつくられているほうが有効です)
以上の点も足して、行政書士のテキスト・参考書を選ぶようにすることが勉強法全体への
影響を考えても、無難なやり方だといえます。

※行政書士のテキスト・参考書は、勉強法と最初から深い関係がありますが、ここでは最初から、シリーズで購入する方法をおすすめします。上のほうに、「学校に誘導する目的」について書いていますが、最初から専門の学習機関が用意した参考書・テキストのシリーズを手に入れられたら入れるほうが無難だと思われます。

過去問の極意

行政書士のベストの勉強法を研究するとき、避けて通れないのが過去問の確保と活用でしょう。
ある意味で、メインのテキストより大切だといえます。

過去問を、本屋さんやネット通販で購入したいという人がよくいますが、その場合なら、参考書・テキストのページ で説明したように、次のようなシリーズの過去問が、(やはり行政書士の勉強法においては)王道といえます。

  • 「うかる!行政書士」シリーズ(日本経済新聞出版社)
  • 「うかるぞ行政書士」シリーズ(週刊住宅新聞社)
  • 「らくらく行政書士」シリーズ(週刊住宅新聞社)
  • 「行政書士一発合格」シリーズ(TAC出版)
  • 「出る順行政書士」シリーズ(東京リーガルマインドLEC総合研究所)
……etc.

※ただし、「過去問題集」と銘打っていないこともある点に注意しましょう。総合的な問題集やテスト集となっていることも多いです。

これらのメジャーなシリーズの過去問でも当然OKですが、行政書士の勉強法を真摯に考えるなら、過去問もよく目を通して買わないといけません。
中身をろくに見ずに買う人が、わりと過去問に関しては多いですが、それは正しい行政書士の勉強法とはいえません。

なるべく次のような点にこだわって選びたいものです。
  • 解説にむらがない、すべての選択肢等について解説してくれる(解説が親切に書かれていることは当然必須ですが、それだけではありません、行政書士試験の大半を占める選択問題については、間違いの選択肢についてもその根拠を述べていること、そして記述問題についても解説が豊富についていないと、参考になりません)
  • 問題の難易度が書いてある(これは過去問をやるときに助かる点です。いきなり難問に取り組もうとしても無理がありますから、易しめの問題からやっていくこともできますし、勉強法にメリハリが出てきます)
  • 問題を解くときの、妥当な時間が書いてある(行政書士試験では何分もひとつの問題に費やすことはできません。どれくらいの時間で解くべきなのか書いてあると、予行練習にいっそうの弾みがつきます)
  • 年度ごとや、科目ごとに過去問を手に入れることもできる(年度ごとにまとまっていると、当然予行練習するときに特に便利ですが、科目ごとにまとまっていれば、科目ごとの研究が楽になります。
余裕があれば、過去問は2種類くらい手に入れてもかまわないでしょう
……もちろん、各種類をじっくりとやりつくす必要はありますが)。

なお、過去問(や、その他の問題集)は、メインのテキストと異なり、これと決めたものをずっと使う必要はあまりありません。余裕ができたら他の品に手を出してもよいでしょう。

※行政書士の過去問では、ただで配布されている種類もインターネットで探せば簡単に見つかりますが、これらはその出どころ(どんな人が編纂しているのか?)に注意しましょう。やはり、正確な情報だという確信が持てないうちは手を出すべきではないです。

六法の極意

行政書士の勉強法を求める人は多く、さまざまな教材が提供されていますが、六法については「どれくらい必要なのか」「どうやって使ったらいいのか」それらの点がしばしばちょっとした論議を呼んでいます。

行政書士の勉強法は数々考案されてきましたが、共通して必須とされる教材は、テキストと過去問です。六法となると意見が分かれることがありますが……
ここでは六法については、行政書士の勉強法においては
「最初から用意しなくてもOK」「ただし、あると助かる場面はいずれ増える」
という回答をしたいと思います。

行政書士の勉強内容は、法令に関することが山盛りとなっています。
親切なテキストは、いちいち法令の条文を読者が読まなくてもよいように、わかりやすく噛み砕いてくれているのですが、それでも「条文を参照したほうがいい場面」はときおり発生します。
そういったときに、条文にはどんな書き方がされているのか、確認するために六法の出番も誕生するわけです。

とはいえ、オーソドックスな六法全書は、大学の法学部等の出身者ならわかるかもしれませんが、とても重くて分厚く、使いやすいものではありません。
しかもその大半は、行政書士の勉強法にほとんど縁がない部分ばかりです。

六法を手元に置きたいなら、行政書士の勉強法専用に編纂された、特殊な六法(「ミニ六法」と呼ばれることもしばしば)を探したほうが無難でしょう。
行政書士の試験範囲に関連した部分だけを抜粋しているため、無駄がないばかりか、かなり軽量で、めくったり移動したりするときに疲れなくて済みます。

なお、六法は行政書士の勉強法においては、
「最初から最後まで、メインのテキストや過去問の情報の裏付けを取るために使うもの」です。
条文から理解をすることが目的ですから、むやみやたらと条文を暗記しようとしたり、書き写したりする勉強はする必要がありません(真面目な受験者の中には、そうした方法を取ろうとする人がいますが)。
憲法のような科目の勉強法については、条文を深く理解する必要が確かにあるものの、テキストや過去問と連携させて、理念を正確に理解するだけでじゅうぶんです。

なお、六法がなくてもじゅうぶんに合格力を身につけられるように、構成されている教材一式を届けてくれる講座も、現在なら各種開講されています。そういった六法なしでもパスできる勉強法をとるのも、行政書士の受験ではアリです。

ノートづくりの極意

行政書士の勉強法では、ノートをつくった結果、うまくいったというケースは少なくありません。
ただし、絶対にノートをつくらないといけないわけでもありませんし、つくり方には注意が必要です。
「ノートをつくっておいてよかった」「会場に持って行って正解だった」なんて体験談を聞いて行政書士受験用ノートをあわてて(あるいは、一生懸命に)つくり出す人もいますが、勉強法が効率化されるやり方を意識しながらでないといけません。

行政書士に受かる勉強法・受かるノート作成の、ポイントとしては……

  • 自分にとって、わかりやすいことと、知識を整理する目的を達成しうること
  • 試験の日に持って行けて、直線の復習や確認ができること
となるでしょう。
端的に書くなら、行政書士の勉強法においてはノートをつくることに集中しすぎてはいけません。限りあるスケジュールで大量の法知識に取り組まないと合格できないのですから、丁寧なノート作業をしてもメリットにはなりにくいのです。

おすすめの方法としては、
  • 余白の多いテキスト等に書き込んでしまう
  • 法令の条文集等の、特殊な教材に書き込むという方法を使う(これによる合格者も多い)
  • ルーズリーフのような、あとから編集しやすいものに書いていく
  • 入力が得意なら、どんどんPCで打ち込んで、必要に応じてプリントアウトする(ただし、手を動かして書かないと覚えられないタイプの人には逆効果のこともありますが)
といったところでしょう。

大学ノートをはじめとした、あとから手を入れにくいタイプのノートに丁寧に書いていく方法は、多くの人にはおすすめできるノート作成法でも、要領のよい行政書士勉強法でもありません(その方法がすごく性に合っている人も少数派ながらいることは事実ですが……)。

いずれにしても、あとから違ったことを書いたり消したり、あるいは各パーツをいじったりできる余地があるほうが役に立ちやすいでしょう。

なお、一部のスクールや通信講座では、前もって「ノートをとらなくてもよいようなレジュメ」を発行しているケースもあります。これについては、賛否両論があるのが実情です。
確かに便利な点が多いのですが、そのいっぽうでこうした講座は、他の参考書等が多めに用意されていないことも多いのです(その代わりにそうしたノートやテキストに近い意味合いを持つレジュメを作っているわけです)。

また、出力したいときにかなりの枚数を出力しないといけなくなることもありますから、「ノートをいちいち取らなくてもよい講座がある」と聞いたときは、そうしたデメリットについてもよく検討して選ぶ必要があるでしょう。

その他の教材の極意

行政書士の勉強法では、
テキスト・問題集(過去問ほか)・六法……
と、参考書類や教材の類が各種必要になります(なくてもよいものもけっこうあるのですが)。

言い換えるなら、「行政書士の勉強法を考える上で、なくてはならない教材」ではなくても「行政書士の勉強法を考える上で、あると助かる教材(あるいは、使い方によってはおおいに役立つもの)」がいろいろとあるご時世なのです。

では行政書士の勉強法において、個々のライフスタイルに合わせて取り入れる価値のある教材をいくつかまとめてみましょう。

・過去問以外の問題集
過去問に比べれば優先度は劣りますし、時間がないときに無理にやる必要はありません。
しかし時間があるなら、数種類入手してもいっこうにかまわないでしょう。
「答練」「実力テスト」といったネーミングのものも珍しくありません。

・ガイダンス・パンフレット・入門編……として使える資料
行政書士受験全体の手ほどきとして使えるタイプの冊子が最近はよく出ています。
マンガとなっていることも多いですね。まったく行政手続きや法令にまつわる知識がなく、テキストについていける自信がない場合は最初に使うのも悪くありません。

・CDやダウンロード型音源といった、音声を再生する教材
昔はカセットが主流でしたが、その後CDに代わり、現在はWebからDLして好きな再生機材に入れて使うタイプが主流です。
いずれにしても講義を耳から聴くことができます。

特にありがたい点は、出先でも簡単に使えること、それも場所を取らずに使えることですね。イヤホンがあれば、立っていてもバッグの中等からつないで再生できます(電車やバスの中でも使えるわけです)。

・CD-ROMやDVD,あるいはストリーミング動画といった、映像を再生する教材
講師が講義をしている姿を撮影したものです。
これは、スクールに直接足を運ばない、運べないときに重宝します。
テキストや問題集と連携したものを選ぶと、テキストや過去問の内容をただ読むよりも数倍はわかりやすくなる傾向があります。

できれば、再生機材が豊富なものがおすすめです。
ノートPCでも再生できるものが数年前から増え、さらにこの1~2年で、タブレット端末やスマートフォンでもWebサイト経由で再生できるタイプが増えました。
これらを使うと、外でも再生できるため、たとえばファーストフード店等でも勉強場所に早変わりすることになります。

・メールマガジン
受験に関するデータや法改正の内容、あるいは一般知識科目の情報をはじめ、さまざまな最新の情報を絶えず手に入れられるという意味では最適です。
行政書士受験者向けのメールマガジンも増えていますし、中には格安、あるいは無料なのに優秀なものもありますから利用するに越したことはありません。