09
5月
2014
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ノートづくりの極意
categories: おすすめ教材
行政書士の勉強法では、ノートをつくった結果、うまくいったというケースは少なくありません。
ただし、絶対にノートをつくらないといけないわけでもありませんし、つくり方には注意が必要です。
「ノートをつくっておいてよかった」「会場に持って行って正解だった」なんて体験談を聞いて行政書士受験用ノートをあわてて(あるいは、一生懸命に)つくり出す人もいますが、勉強法が効率化されるやり方を意識しながらでないといけません。
行政書士に受かる勉強法・受かるノート作成のポイント
- 自分にとって、わかりやすいことと、知識を整理する目的を達成しうること
- 試験の日に持って行けて、直線の復習や確認ができること
端的に書くなら、行政書士の勉強法においてはノートをつくることに集中しすぎてはいけません。限りあるスケジュールで大量の法知識に取り組まないと合格できないのですから、丁寧なノート作業をしてもメリットにはなりにくいのです。
おすすめの方法として
- 余白の多いテキスト等に書き込んでしまう
- 法令の条文集等の、特殊な教材に書き込むという方法を使う(これによる合格者も多い)
- ルーズリーフのような、あとから編集しやすいものに書いていく
- 入力が得意なら、どんどんPCで打ち込んで、必要に応じてプリントアウトする(ただし、手を動かして書かないと覚えられないタイプの人には逆効果のこともありますが)
大学ノートをはじめとした、あとから手を入れにくいタイプのノートに丁寧に書いていく方法は、多くの人にはおすすめできるノート作成法でも、要領のよい行政書士勉強法でもありません(その方法がすごく性に合っている人も少数派ながらいることは事実ですが……)。
いずれにしても、あとから違ったことを書いたり消したり、あるいは各パーツをいじったりできる余地があるほうが役に立ちやすいでしょう。
なお、一部のスクールや通信講座では、前もって「ノートをとらなくてもよいようなレジュメ」を発行しているケースもあります。これについては、賛否両論があるのが実情です。
確かに便利な点が多いのですが、そのいっぽうでこうした講座は、他の参考書等が多めに用意されていないことも多いのです(その代わりにそうしたノートやテキストに近い意味合いを持つレジュメを作っているわけです)。
また、出力したいときにかなりの枚数を出力しないといけなくなることもありますから、「ノートをいちいち取らなくてもよい講座がある」と聞いたときは、そうしたデメリットについてもよく検討して選ぶ必要があるでしょう。